70歳以上に対するPTCy

どーも、今日はアーリオオーリオが出てきました、アーリオオーリオって何?ちゃんまんです。

Haploidentical transplantation using posttransplant cyclophosphamide as GVHD prophylaxis in patients over age 70

Blood Adv. 2019 Sep 10;3(17):2608-2616.

今日はPTCy、僕が今のところ一番感銘を受けた治療法です。

その本体、ジョンスホプキンスからの報告です。楽なPTCyによる移植は高齢者で恩恵があるのではないか、という趣旨ですね。

症例数は93例、年齢中央値は72歳(70-78)でした。

骨髄が74%、末梢血が26%でした。子供からが83%で、兄弟は4%でした。

前処置はFlu+CY+TBIで、GVHD予防はPTCy、MMF、タクロリムスもしくはシロリムスでした。

rDRIにおいてlowは9%、intermediateは78%、high/very highは12%でした。

2年OSは53%でした。再発率は30%でした。

NRMは180日では14%でしたが2年時では27%でした。

CRSで2人死んでいる、、

わるく、ないだろう。

ちなみにriskとして180日時点での体重減少があればあるほどOSもNRMが増える、とありました。でもこれは結果を見ているような感じですかね

こんな報告もあるし、70歳を過ぎていても移植してもいいんじゃないか、とうっすら頭に残る論文ですかね。勇気をもらえます。前の施設では77歳の方がPTCyによる移植を受けて1年少し経つ今も元気にされていると聞きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。