DLBCLにおいて中間PETはSUVmaxの減少が大事

どーも、このブログのターゲットがわからない、ちゃんまんです。

今の感じだと血液内科3-6年目くらいですか?ニッチすぎるしそれにしては情報が薄い。PVも低い。

ただ、目的としては読んだ論文のアウトプットですからとりあえず読んでいきます。

Prognostic value of interim FDG-PET in diffuse large cell lymphoma: results from the CALGB 50303 Clinical Trial

Blood. 2020;135(25):2224-2234

アメリカはCALGBからの報告です。R-CHOP vs DA-EPOCHの試験にオプションで参加できるPETの臨床試験です。

R-CHOPvsDA-EPOCH-Rの臨床試験には524人が参加してましたが、この追加試験には169人が参加しました。11人を除外し159人を解析対象とした。

PETのタイミングは治療前、2コース後、治療終了後です。

評価は5ポイントスケールと病変のなかで一番高いSUV値の変動で行いました。

結果です。5ポイントスケールによる中間PETの評価はPFS, OS共に関連しませんでした。

しかし連続変数としてのSUVの減少率は単変量解析なら有意にPFSとOSに関連していました。

なのでSUVの減少率が66%をカットオフにしたところPFSでは有意差はつきませんでしたがOSでは有意差がつきました。

66%は既報を参考にしています。

ちょっと驚いたことに治療終了後のPETは5ポイントスケールでの評価では有意差がつかなかったようです。

感想

中間PETは5ポイントスケールだとあまり意味がないが減少率が大事とのこと、でもそれもそんなに強い予後予測因子にはならなさそう。中間PETの意義やいかに。